- 2024.07.19
型枠工事だけ別の建設会社に依頼するケースが多い理由とは?
建設会社の中ですべてを一括管理して対応しているケースは少ないのではないでしょうか。
特に建設の初期段階にあたる型枠工事や足場組立工事は別の建設会社に依頼しているというケースも少なくありません。
なぜそういった業務の分業化が進んでいるのか、詳しく解説します。
・専門性とスキルが求められる
型枠工事は一般の建設業務とは全く異なる作業です。
型枠を固定していき、そこにコンクリートを流し込んで土台を作るお仕事です。
専門的なスキルが求められるため、専門業者に丸投げのような形で依頼する企業も少なくありません。
そのほうが結果的に作業の効率化が良くなったり、あるいは精度も向上するので、互いにとってウィンウィンの関係を築くことができます。
・コスト管理と資材管理の容易さ
特定の工程を専門会社に委託することで、コストの最適化が可能です。
型枠工事には大量の資材が必要となりますが、専門会社は必要な分資材を保有しています。
また、そういった型枠資材を常日頃から管理するスペースがないと、所有だけでも経費がかかってしまうことが予想されます。
専門業者に依頼してしまった方が資材置き場の問題を解決しやすいです。
これらの理由から、型枠工事だけを別の建設会社に依頼するケースが多いです。